感震ブレーカーを設置して電気火災から「家」・「地域」を守ろう

 

私たちの暮らしに欠かせない電気製品。部屋の中を見渡せば、たくさんの電気製品に囲まれ日々生活している人も多いのではないでしょうか。
 もし今、大地震が起きたらどのように避難しますか。多くの人は、火を消したり、ガスの元栓を閉めたり、戸締りをされるでしょう。しかし、漏電ブレーカーを落とすことは、ついつい忘れがちになっています。そして電気が復旧し、電気製品が再び作動した時、例えば転倒・落下した可燃物が電気ストーブに接触して燃え移ったり、地震で配線が傷み通電とともにショートして発火し、散乱した紙類に着火するなど、火災に至る可能性があります。

                
                   消防の動き 平成15年4月号より参照 (総務省消防庁予防課)

 大規模地震時の出火原因は時代とともに変化しています。近年では電気による出火が大変多くなっており、先の阪神・淡路大震災(平成7年1月)及び東日本大震災(平成23年3月)においては、揺れに伴う火災で出火原因が確認されたもののうち、60%以上が電気によるものでした。このような火災は一般に「電気火災」若しくは「通電火災」と言われています。
  また阪神・淡路大震災では、最長で地震発生から8日後に出火したケースもありました。

              

 このことから地震時の電気火災を防ぐ手段として「感震ブレーカー」が開発されました。
 「感震ブレーカー」とは、大地震の強い揺れを感じて、自動的にブレーカーを落とし電力供給を遮断する器具です。

 

 「感震ブレーカー」には、数万円の規格品から、数千円の補助器具まで様々な種類があります

                        感震ブレーカーの種類

種別 分電盤タイプ
(内臓型)
分電盤タイプ
(後付型)
コンセントタイプ 簡易タイプ
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概要
分電盤に内蔵されたセンサーが揺れを感知し、ブレーカーを落として電気を遮断します

分電盤に感震機能を外付けするタイプで、漏電ブレーカーが設置されている場合に設置が可能です

コンセントに内蔵されたセンサーが揺れを感知し、コンセントから電気を遮断します

バネの作動や重りの落下によりブレーカーを落として、電気を遮断します
価格 標準的なもので
約5万〜8万円
約2万円 約5,000円〜2万円 3,000円〜4,000円程度
備考 電気工事が必要 電気工事が必要 電気工事が必要なタイプと、コンセントに差し込むだけのタイプがあります 電気工事が不要
                                        ※ 価格は、平成27年12月末時点の参考価格です。

 
 地震時の電気火災防止に有効とされる「感震ブレーカー」ですが、販売開始から20年近く経過しても器具によっては、残念ながら普及はなかなか進まず、市民の認知度も低いのが現状です。

  しかしながら電気関係の出火が防止されれば、死者は4割以上減らせるとも言われています。また、一般的な漏電ブレーカーでは漏電には対応していますが、地震による電気火災には効力がありません。この機会にぜひ「感震ブレーカー」の設置について、検討してみてはいかがでしょうか。


  各器具の設置についての注意事項
  分電盤タイプなどのように、地震発生時に家庭内の全ての電気を瞬時に遮断するものについては、夜間における避難の際に室内の照明が点灯しなかったり、玄関のオートロックが作動しなかったり、テレビやラジオ等からの情報が取れなくなることで、避難の支障となる恐れがあります。また、医療機器等への影響も考えられるため、設置については注意が必要です。

 

問い合わせ  予防課 (0721−23−1124)