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公民館のあゆみ
『パラモデルといっしょにプラレールであそぼう!』
央公民館では、09年3月に春休みワークショップとして「パラモデルといっしょにプラレールであそぼう!」を開催しました。講師は、プラレールを用いたアートで国内外で高い評価を受けている、パラモデルの林泰彦さん。
 コンテナ15箱以上のプラレールが運ばれてきて、林さんからオリエンテーションを受けた後、「宇宙の植物を描く」をテーマに、公民館のホールにプラレールを広げていくことに。2箇所に設置された「植物の種」から、みるみるうちにプラレールがホールいっぱいに広がっていきます。みんなが自由に、思い思いに、いろんな場所で作業をしているのに、それらはすべてどこかでつながっています。そして、いつの間にか大きな「絵」のようなものが生まれていきます。
 公民館は人と人をつなぐ場である、とよく言われます。プラレールをつないで、見たこともない新しい風景をつくるパラモデルのアートと、それはどこか共通するものがあるような気がしてなりません。

と通り作業が終わった後は、植物を間引いていくように、プラレールを抜き取って、全体のバランスを考えながら、形を整えていきます。そうして見事に、ホールの床をキャンバスにした「絵画」ができあがりました!続いてお待ちかね!プラレールに電車を走らせて、(ときどき脱線したりもしましたが)みんな大喜びでした。
 しかし、ワークショップはここで終わりではありません。みんなで楽しくあそんだ後は、ちゃんとお片付け。広げたプラレールをひとつずつ取り外して、種類ごとにコンテナに直していきます。みんなでやると意外と早く終わりますね。最後には、ワークショップ開始から片付けまでの模様をコマ撮りしていたものを、林さんがアニメーションにして、ホールに植物のようなプラレールが広がって、また閉じられていく様子を、みんなで鑑賞しました。
 林さんもおっしゃっていたように、楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。しかし、プラレールと同じように、常に拡張の可能性は残されているのです。参加された方も、そうでない方も、プラレールをつないでいくように、どこまでも終わることなく、創造(=想像)力のレールを広げていってもらいたいと願っています。

(プラレールは(株)タカラトミーの登録商標です)

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笑いと福の種を蒔きます 〜「プロによる落語教室」〜
中央公民館では、08年度春期セミナーとして「プロによる落語教室」を開講しました。講師は、上方落語の世界で活躍中の笑福亭松枝さんと弟子の笑福亭松五さんのおふたり。

NHK
の連続テレビ小説「ちりとてちん」の影響もあり、世間は落語ブームの真っ最中。この講座にも、予想を上回る多くの応募があり、みなさんの関心の高さがうかがわれました。受講生の方々には、落語好きの小学生や、春に定年を迎えて公民館デビューされた男性、介護施設にお勤めのヘルパーさん、保育士さんなど、年齢や性別、受講の動機も異なるバラエティに富んだ面々が揃いました。

教室では、落語の歴史にはじまり、扇子や手ぬぐいを使った演技など、プロの技を存分に見せていただきながら、丁寧に指導いただき、毎回笑い声の絶えない楽しい教室になりました。短い小噺を手始めに、少しずつ技術を身につけていき、やがては、皆さんご存知の「寿限無」、「動物園」、「時うどん」などの古典落語を繰り返し稽古するまでになりました。

10回に及ぶ講座修了が近づくころには、サークル結成の機運が盛り上がり、間髪入れず、落語サークル「富福亭」を結成しました。サークル名の「富福亭」は、富田林に笑いと福の種を蒔いていきたい、という想いから名づけられました。講師には、引き続き松五さんを迎え、さらなる稽古を重ね、ついには秋の公民館まつりにおいて、落語サークル「富福亭」のお披露目公演として、小学生を含む、代表5名が初高座をつとめました。観客のみなさんからは、とても素人とは思えず、楽しく面白かった、といった感想が多く寄せられました。

落語サークルのメンバーは、まだまだ勉強中ではありますが、やる気は満々!です。次なる出番を待ち構えながら、「富福亭」は今日も練習に励んでいます。
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●多文化共生を映像作りから考える : 映画『知らない二人』
「多文化共生を考える映像作り講座」は、とんだばやし国際交流協会が、やさしい日本語で外国人と話してもらうために作った「どないしたん?」という冊子をもとに、「ことばの壁」を越えるコミュニケーションを映像作りを通して考えることを目的として18年度に実施しました。

 春からスタートした講座では、映画監督の金(キム)秀吉(スギル)さんにコーディネーターをお願いしましたが、脚本から、監督・キャスト・カメラ・音響・編集などは、すべて市民の参加者で行いました。

 脚本は、日本在住の外国人の方に、日本人との付き合いの中で戸惑ったことや、どのような時に不便を感じたかなどを取材して、参加者のみなさんで議論を重ねながら、約半年間をかけて完成しました。

 秋にはクランクインとなり、富田林寺内町・富田林駅・初芝富田林高校・そして関西国際空港と、ロケおよび撮影を進めました。

 映画のタイトルは「知らない二人」。交換留学生として来日したスペイン人と、図らずも母の変わりに彼の面倒をみることになった青年の数日間を描いています。富田林寺内町や石川周辺など富田林の魅力もいっぱいです。DVDの無料貸し出しを行っており、ご希望により上映会にも応じます。ぜひ一度ご覧ください。

 今回の講座では「映画を作る」という作業がどんなものであるかという技術的なこともそうですが、本来のテーマである「異文化の人たちと接するとき、どうしたらいいのだろう」ということについてもたくさん学びました。語学力よりも、お互いを認めじっくり話し合うことで通じ合うということ。また、それは対外国人だけでなく、すべての人間関係に繋がることだと、参加者一同実感することができました。

※「知らない二人」の撮影風景は、とんだばやし国際交流協会のホームページにあります。
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●とんだばやし葦船学校
 「とんだばやし葦船学校」は、2007年5月26・27日、喜志の辰池において「NPO法人カムナプロジェクト」の指導のもと開催しました。この企画は「中年探偵団」という『市民の企画で講座を開設する』講座から生まれました。材料の葦は、ほとんどを辰池に生息していたものを同年2月に刈り取り使用しました。
 葦は水辺に生息するイネ科の植物で、水質浄化にも大変効果のある植物です。一本の葦で水約2tが浄化されると言われています。
 葦船作りは、水質環境に役立つだけでなく、葦の束とロープだけで、大人も子どもも協力して、大きな船を作り上げる「物作り」の楽しさ、そして自分たちの造った船に乗って遊ぶという川遊びの面白さを満喫できるなど一石三鳥のすぐれものです。
 当日は、公民館に申し込まれた市民、喜志小学校の「地域子ども教室」の親子、そして中年探偵団のメンバーら、老若男女約60人が参加、2日間で全長5.7m、全幅1.13m、大人4人は乗れる見事な葦船を作り上げることが出来ました。船の名前は、辰池が美具久留御魂神社のすぐ裏手にあることから「美具久留丸」と命名しました。
 27日は辰池において完成した葦船の乗船会も行い、大人から子どもまで、初夏の船遊びを満喫しました。
 現在、「美具久留丸」は中央公民館に保管していますが、希望があれば貸し出しも行ないます。詳しくは中央公民館までお問い合わせ下さい。

▼当日の様子は、動画でもご覧いただけます▼
 カムナとんだばやし葦船学校2007
(動画をご覧になるにはフラッシュプレーヤーが必要です。
必要な方は下のバナーからダウンロードしてください。(無料))ダウンロードはこちらから
美具久留丸(みぐくるまる)が完成!
辰池に浮かぶ葦船
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●笑えて泣ける「のこぎり音楽」講座
 のこぎり音楽とは、西洋のこぎりを弓やマレット(バチ)をつかって演奏する音楽のことです。関西では有名なお笑いネタ「おまえはアホか〜」でご存知の方も多いのではないでしょうか。

 中央公民館では、06年度春期セミナーとして「のこぎり音楽入門」を開講しました。講師は、のこぎり音楽世界大会で2回も優勝しているサキタハヂメさん。
 のこぎり音楽講座に集まってきた受講生は、性別も年齢もバラバラな15人。講座に申し込んだ理由も、小学校の先生は「生徒の前で“ネタ”がしたい」と言い、また「50年ほど前に見た映画のテーマ曲(のこぎり演奏)を弾きたくて、待ち焦がれていた思いが今やっと叶った。」という人も。
 のこぎり演奏はやってみると意外と難しいのですが、受講生たちは毎回楽しく練習に励みました。その光景はNHKにも取材をされ、テレビで生放送されました。

 講座終了後は、受講生有志たちで、世にも珍しいのこぎり楽団「ア・ラ・そう」を結成。06年10月には講座修了生とサキタさんによるライブ「泣き笑いののこぎり音楽会」を開催。時にはこっけいな、時には哀愁を帯びた美しい音色に多くの方が魅了されました。
のこぎり音楽入門講座風景
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●子どもの居場所づくり あかねこ餅
 雨がふれば、水溜りが出きる地道で、木の電柱に鼻輪で繋がれた牛が、尻尾で蝿(はえ)を追い払う、そんな風景も特別ではなかったジブン。牛で田を鋤(す)き、馬鍬(まんが・まんがん)をかき、棕櫚縄(しゅろなわ)で、田を区切り、束(そく)った苗をほうり投げたのを、横一列で腰をかがめて手植えしました。田植えの終わった畦(あぜ)には、大豆と小豆を交互に植え、いい雨と夏の日照りそして秋の豊作を願い、そして無事終わったのを感謝し骨休めを兼ねて餅米と小麦で半夏生(はげっしょ・はんげしょう)についたお餅を『あかねこ餅』と言います。黄な粉をまぶして食べました。

 中央公民館講座「甘味処であかねこ餅をつかまえよう!」でのスタッフと一緒に「昔おばあちゃんに食べさせてもらった味で懐かしい」「初めてのお餅ですがおいしかった」などの受講生の言葉に後押しされ、子どもたちにも経験して欲しくて「子どもの居場所づくり」の一環として、市内の3校(参加者115人)で、つきたての『あかねこ餅』を味わって頂きました。
「赤ねこ餅」市内の小学校にて
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●CAPプログラム−CAPの権利学習が学校に広がっています
 「子供への暴力防止プログラム〜CAP」は、子どもが自分の身を守る際に、従来式の「…してはダメ」という防止法ではなく「…ができるよ」「…もできるね」という、子どもの力を信じて子どもが本来持っている力を引き出すというエンパワメントの思想に裏打ちされたプログラムで、1995年の秋から日本で始まりました。

 ちょうどそのころ「いじめ」問題の学習にとりくんでいた公民館は、全国で最も早く、翌1996年から今日まで、巡回公民館講座として小学校や幼稚園に出かけてCAPを届けてきました。

 1997年には大阪府が補助金制度を設けるなど、CAPは公的にも広く認知されるようになりましたが、富田林の公民館はその先駆といえます。

 富田林でも小学生や幼稚園児が実際に不審な大人から逃げて助かっているという報告があるなど、CAPの有効性が証明されてきています。
CAPの写真
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●ジェンダーエッセイ集の発行 −『めざめる女 つぶやく男』
 妻の下着(もの)
  干す夫(ひと)の背に
     姑(はは)の顔

 これは、「富田林・発:ジェンダーエッセイ集『めざめる女 つぶやく男』」に掲載されている作品です。

 「女のくせに…」「男なんだから…」。こんな、社会的・文化的に形成された性役割や行動様式(ジェンダー)に縛られて息苦しさや差別感を抱きながら生活している人は多いと思われます。

 公民館では、2001年に文部科学省の委嘱事業として、ジェンダーに関するエッセイを募集して本にするという事業にとりくみました。

 北海道から九州まで、全国から三桁を越える応募があり、その中から選ばれた約50の作品が一冊の冊子になったのが冒頭に紹介した「めざめる女 つぶやく男」です。

 冊子は雑誌の特集で紹介されたりして、全国的に大きな反響と評価をいただき、2003年7月には、同じタイトルで一般書店でも入手できる本として出版されました。
ジェンダーエッセイ集『めざめる女 つぶやく男』
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●河内弁辞典『やい、われ』の編集・発行
  「親たちの使っていたことばを残したい」「今残さなければ忘れ去られてしまう」そんな想いから, 1997・1998年の2年間にわたり、「『南河内ことば辞典』を作ろ!」という講座を中央公民館で実施し、2000年秋「南河内ことば辞典 やぃわれ!」が誕生しました。発行以来、新聞・ラジオ・テレビなどで紹介され地元はもとより広く他府県からも問い合わせが寄せられ大きな反響がありました。

 地元出身の方からは「昔なつかしいことばがよみがえってきた」と、他の地域から来られた方には、まさしく「辞典」として活用されるなど大変喜ばれています。 そして、2003年4月加筆、一部改訂した「河内弁大辞典 やぃわれ!」が、一般の書店にも並ぶ本として再度発行(公刊)されました。

 公民館講座から生まれた本(辞典)が、多くの方々に読んでいただき、広くその成果を共有できたことは、この上もない収穫となりました。
河内弁大辞典『やい われ』
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●学校・地域との連携
 公民館では小中学校との連携のもと、さまざまな事業を実施してきました。『市民中学、本日開校』は、大人が中学生になって現役の先生たちの授業を受けてもらおう。『今どきの中学』を理解するよい機会になるのではというねらいの講座で、まず第一中学校で、続いて明治池中学校で学校ぐるみの協力により実施されました。

 受講生からは「先生方が情熱をもって授業されていることが分かり感激しました」という声が、一方、先生からは「久しぶりに足が震えるほど緊張しました。でも高齢者の方が目を輝かせて授業を受けている姿を見て、学ぶことの尊さをこちらが教えてもらいました」という感想を寄せられました。

 また、第三中学校区の小学校に呼びかけた『ジャイアントかぼちゃコンテスト』や『ふれあい体操(障害者のからだほぐし体操)』、金剛地域の4中学校区の地域教育協議会の『公民館まつり』への参加協力など事業が実現しました。
学校・地域との連携の写真
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●鳥人間チャレンジチーム−鳥人間コンテストに出場
 公民館創立40周年記念事業の一環としてスタートした「鳥人間チャレンジチーム」。1993年秋に発足し、1994年の挑戦では惜しくも書類選考で落選。しかし、めげることなく研究を重ね、翌1995年にはみごとに本選出場の切符を手に入れました。

 世代間交流講座としてスタートしてから足かけ3年、鳥人間チャレンジチーム『富田林烏合の衆』の初めての挑戦は、離陸時の引込脚トラブルという思いもよらぬ原因で飛行距離15m74(滑空機部門23機中19位)に終わりました。年齢も職業も違うスタッフが技術と知恵を出し合い、巨大なグライダーを作り、鳥人間コンテストに出場できたことは、それ自体大きな目標を達成できたことだと思います。

 また、実際に関わったスタッフだけでなく、クラブ連絡会の人たちをはじめ様々な人が、Tシャツによる資金集めに協力したり、当日は応援団を結成し、応援ツアーを組むなど、幅広くたくさんの人たちを巻き込み、感動を共有することができました。
鳥人間コンテストにチャレンジ!
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●町のすぐれ者あなたも町のすぐれ者に登録しませんか
 地域にお住まいのいろいろな特技を持っている方々を再発見し、公民館講師などのボランティアとして活躍いただこうと、公民館特技登録制度『町のすぐれ者』を1993年に発足、現在登録者は150人を超えています。さらに発足2年後の1995年からは大阪狭山市でも同制度がスタートし、双方が情報提供をすることにより300人近い指導者のデータベースができあがり、公民館講座をはじめ自治会や子供会・PTA・老人会等の研修、小中学校での体験学習など幅広く活躍されています。また、音楽関係で登録された方は、公民館のライブ2000(毎月実施)などでも、登場されています。

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町のすぐれ者の写真
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●日本語よみかき教室
 「とんだばやし日本語よみかき教室〜ザ 河内 インターナショナル」は1992年5月、中央公民館の小さな部屋で、たった一人のフィリピン女性から出発しました。

 寂しいときもありました。誰も来ないことさえありました。それでも、外国から日本に来て、心細い気持ちでいる人たちが気軽に集い、語れる公的施設は富田林では公民館しかないという思いで部屋を開放し続けました。
 こうして、開設して数年後には部屋に入りきれないほどの人たちが賑やかに集う場となったのです。

 市民団体との連携という面では、夜の部は「地域の国際交流を進める南河内の会(モザイク)」、2002年からは朝の部で「とんだばやし国際交流協会」の協力もいただきながら、ますます賑やかな教室になっています。

 ある時、一人の女性が嬉しいことを言ってくれました。

 「よみかき教室は私の日本の実家です。大好き!」

▼日本語よみかき教室のページへ
日本語よみかき教室の写真
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