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さまざまな人権課題

女性の人権を守ろう
「男は仕事、女は家庭」などといった男女の役割を固定的にとらえる人々の意識は、今なお社会に根強く残っており、このことが家庭や職場において種々の男女差別を生む原因となっています。また、夫やパートナーからの暴力(DV)や職場等におけるセクシュアル・ハラスメント、性犯罪などの「女性に対する暴力」も重大な人権問題です。
子どもの人権を守ろう
子どもたちによる「いじめ」は依然として多発しており、教師による体罰も後を絶ちません。また、児童買春や性的虐待など児童の性的搾取の問題が世界的に深刻になっています。さらに、親などの保護者による虐待行為により、児童の生命が奪われたり、心身や人格の形成に重大な影響が及んでいます。
高齢者を大切にする心を育てよう
平均寿命の大幅な伸びや少子化などを背景に、高齢化社会が急速に進んでいます。こうしたなか、高齢者に対する就職差別や介護施設等における身体的・心理的虐待、また高齢者の家族等が本人に無断でその財産を処分する経済的虐待など高齢者が問題となっています。
障がいのある人の自立と社会参加を進めよう
障がいのある人が職場で差別待遇を受けたり、マンションなどへの入居を拒否されるなどの人権問題が発生しています。障がいのある人が障がいのない人と同じように生活し、活動することのできる社会にするため、この問題について関心と理解を深めていくことが必要です。
同和問題に関する偏見や差別をなくそう
同和問題とは、日本社会の歴史的発展の過程で形づくられた身分階層構造に基づく差別により、一部の人々が長い間、経済的、社会的、文化的に低位の状態を強いられてきたという日本固有の重大な人権問題です。今もなお差別意識や偏見などから結婚を妨げられたり、差別落書き等の事案が発生しています。
アイヌの人々に対する理解を深めよう
アイヌの人々は、固有の言語、伝統的な儀式、多くの口承文学(ユーカラ)など独自の文化を持っていますが、近世以降のいわゆる同化政策などにより、今日では十分な保存、伝承が図られているとは言いがたい状況にあります。また、アイヌの人々に対する就職や結婚などにおいて偏見や差別が依然として存在しています。
外国人の人権を尊重しよう
日本に在留する外国人は年々急増しています。言語、宗教、生活習慣の違いから、就労差別やマンション等への入居拒否、飲食店等への入店拒否などさまざまな人権問題が発生しています。また、特定の民族や国籍の人々を排斥する差別的言動がヘイトスピーチであるとして取り上げられ、差別意識を生じさせかねない言動として社会的な問題となっています。
HIV感染者やハンセン病患者等に対する偏見や差別をなくそう
エイズ、ハンセン病をはじめ感染症に対する正しい知識や理解の不足から、就職拒否や職場解雇、医療現場における診療拒否などの人権問題が生じています。ハンセン病については、偏見と差別という不幸な歴史が長い間続き、今日においても宿泊拒否や日常生活における差別や嫌がらせ等が生じています。
刑を終えて出所した人に対する偏見や差別をなくそう
刑を終えて出所した人やその家族に対する偏見には根強いものがあり、就職に際しての差別や、悪意のある噂の流布などの問題が起きています。刑を終えて出所した人が更生するためには、本人の強い意欲とともに、周囲の人々の理解と協力による社会復帰が重要です。
犯罪被害者とその家族の人権に配慮しよう
犯罪被害者とその家族に対して興味本位のうわさや心ない中傷が行われたり、マスメディアによる行き過ぎた報道によるプライバシーの侵害など二次被害が発生しています。犯罪被害者とその家族は、その置かれた状況や負担の重さから泣き寝入りせざるをえない場合も少なくありません。
インターネットを悪用した人権侵害をなくそう
インターネット上において、その匿名性、情報発信の容易さから他人を誹謗中傷したり、プライバシーの侵害、差別を助長する表現が掲載されるなど、人権にかかわるさまざまな問題が発生しています。
北朝鮮当局による人権侵害問題に対する認識を深めよう
     わが国の喫緊の国民的課題である拉致問題の解決をはじめとする北朝鮮当局による人権侵害問題への対処が、国際社会を挙げて取り組むべき課題とされています。この問題についての関心と認識を深めていくことが大切です。
ホームレスに対する偏見や差別をなくそう
さまざまな理由からホームレスにならざるをえない人がいます。自立に向けたさまざまな支援が行われている一方で、地域社会とのあつれきやホームレスに対する嫌がらせ、暴行事件などの人権侵害も発生しています。
性的指向を理由とする偏見や差別をなくそう
性的指向とは、性的意識の対象が異性、同性、両性のいずれに向うかを示す概念のことです。性的指向に関して少数派の人々(マイノリティ)に対する根強い偏見があり、マンション等への入居拒否や職場での嫌がらせなど社会のさまざまな場面で問題が生じています。
性同一性障がいを理由とする偏見や差別をなくそう
性同一性障がいとは、「からだの性」と「こころの性」が一致しないため、社会生活に支障をきたす状態をいいます。法律の施行により、一定の条件を満たす場合には、性別の取扱いの変更について審判を受けることができるようになったものの、性同一性障がい者に対する差別や偏見が存在しています。
人身取引をなくそう
性的搾取、強制労働等を目的とした人身取引(トラフィッキング)は、重大な犯罪であり、基本的人権を侵害する深刻な問題です。人身取引の実態に目を向け、この問題についての理解を深めていくことが必要です。
東日本大震災に起因する偏見や差別をなくそう
福島第一原子力発電所の事故の影響により被災した人々が差別されるなど、東日本大震災に起因する人権問題が発生しています。一人一人が正しい知識と思いやりの心を持ち、問題を解決していくとともに、新たな人権問題の発生を防止していくことが必要です。