わたしのまちの文化財
錦織神社
 すばるホールの東側、総合福祉会館に隣接するうっそうとした森に鎮座するのが錦織神社です。
 このあたりは、もとは河内国錦部(にしきべ)郡に属し、錦織の地名も古くからこの地域に居住した百済(くだら)からの渡来人が綾織、錦織を朝廷に献上したことに由来すると考えられています。
 当社は大和川支流の石川の谷に位置するところから、建水分神社(千早赤坂村)、美具久留御魂神社(富田林市宮町)とともに古くから河内国の三水分(みくまり)社として広く信仰を集めていました。
 南側の大石鳥居からのびる長い参道は、かつて流鏑馬(やぶさめ)の式が行われたところで馬場先といい、その奥に本殿と二摂社があり、ともに国の重要文化財に指定されています。
 本殿は室町時代の築造で、唐破風(からはふ)の上に千鳥破風(ちどりはふ)をのせた独特のもので、漆塗りの極彩色の華麗な様式は、日光東照宮拝殿などの原型となっています。
 摂社も本殿と同世代の優れた建造物で、これまで修理が繰り返されてきたものの痛みが激しいため、今年の3月に桧皮(ひわだ)の葺き替え修理が行われました。現在では、桧皮は文化財の修理でも手に入りにくい貴重な建築資材となっています。
<交通>近鉄長野線川西駅下車西へ 徒歩5分
(平成6年5月号)