龍泉寺
所在地:龍泉
龍泉寺仁王門 龍泉寺庭園(航空写真) 聖徳太子立像
 市の南東、嶽山(だけやま)中腹にたたずむ、薬師如来を本尊とする真言宗の寺院で、寺伝では594年、蘇我馬子(そがのうまこ)により創建されたと言われています。中世には多くの子院(塔頭)が立ち並ぶ大寺院でしたが、南北朝以降の戦乱に巻き込まれて荒廃し、現在はひっそりと森の中に建つ山寺となっています。

仁王門
 戦乱の中さいわいに残った鎌倉時代の門で、中世の八脚門としては大阪府内唯一です。昭和39年から行われた大修理によりほぼ建立当時の形に戻されています。
 門に収められた金剛力士立像の胎内には、建治元年(1275年)の年号が残されていました。このことから、この金剛力士立像や仁王門のつくられた年代を推定できます。

庭園
 本道西側の境内にある庭園は、静かに水をたたえた池を中心に、東西45メートル、南北60メートルの大きさをもつもので、池の中央には3つの小島があり、それぞれに小さな社をまつっています。
 この庭園は浄土式庭園の一種であるとされていますが、小島に立つ社の形態から平安時代のものとする説もあります。

木造聖徳太子立像
 高さ40センチメートルの寄木造りの像で、聖徳太子が2歳のときの姿を模したとされます。胎内には、数枚の納入品があり、それらから興国7年(1346年)の作と考えられます。